機械修理の際に「この機械、よっぽど大事にされてるんだな~」と、やさしさを感じる時が稀にあります。
工場の設備や加工機械を大事に取り扱っている人って凄いっすよね!尊敬しますよね!
カッターブロアーとシュレッダーの部品交換工事がありました。
ここのお客様は、機械に異常が無くても積極的に定期点検と部品交換をされます。
工場が稼働していない静かな休日に、機械を空運転します。
その上で、いつもと違う音や匂いや振動が無いかを調査します。
健康診断みたいな物ですね。
少しカッターブロアーに関して説明させて頂きます。
カッターブロアー内部の羽根には ”回転刃” という刃物が取り付けてあります。
この回転刃は、使っていくうちに、どんどん摩耗してしまうので少しずつ刃先が丸まってきます。
稀にですが、紙以外の物を吸ってしまい、刃が接触し欠けてしまう時があります。
刃先が丸まるだけなら、まだ良いのですが刃が欠けるとなると、単に切れ味が悪くなる。だけでは無いんですね。
専門的な話ですが、高速回転で回っているこの羽根は、
鉄製でできていますので、結構重たいです。(40kgくらい)
その重たい羽根が高速回転で回っているんです。
羽根自体の上下左右の重量バランスが不安定だと
回転中のブレがどんどん大きくなります。
やがてそれは、ベアリングの方へと負担が掛かってきて
遂には、ベアリングが壊れてしまいます。
刃が欠ける=間もなく、ベアリングが壊れる
という事です。
カッターブロアーを利用される方は
参考にしていただければ幸いです。