カッターブロアー Cutter blower
■ CB4.5TV
紙屑処理設備に伴うダクトによる空気搬送には欠かせない裁断兼用送風機
[ 特 徴 ] | |
1. | 紙くず吸引に最適なプレートファンの羽根に“刃物”を内蔵。 段ボールや紙くずを細かく裁断すると同時に空気搬送をする。 |
2. | モーターの起動に関しては、直入れのトラブルを避ける為にスターデルタ方式を採用しています。 |
・ 回転数、モーター容量は使用目的やダクト配管の距離などによりその都度選定致します。
よくある質問・トラブル対処法
内部点検する際に安全カバーや接続管を取り外す場合、
必ず二次側制御盤のブレーカーをお切り下さい。
Q. ベルトの張り具合は、どの程度ですか
A. ベルトのたわみ距離を測ります。
プーリー間の距離が500mmだとすると、荷重30N(2~3kg)程度の力でたわみ距離は約8mm程になります。
Q. 本体の振動が激しい
A. インペラー(羽根)の摩耗が考えられます。
インペラーは定期的な交換が必要です。使用頻度によっては1年もしくは半年で交換が必要です。
Q. 異音がする
A. 基本的に運転中の異音はお問い合わせください。
ガラガラ音であれば、ベアリングの寿命かベアリングナットが緩み、軸がスライドしてしまい、インペラーがケーシングに接触している可能性が高いです。
奥行のある高音(鳥の鳴き声のような)であれば、モーターのベアリング摩耗
キュルキュル音はベルトの張りが弱い。もしくは、ひび割れが考えられます。
Q. 停止ボタンを押しても止まらない
A. ダクト配管内部の紙くずは必ずサイクロンまで到達させる必要があります。
途中で止めると紙詰まりを起こす可能性が高くなります。その為、停止ボタンを押しても遅延停止タイマーを
内臓しておりますので、1~5分程空運転を行った後に停止する様にしてあります。
あまりお勧めはできませんが、すぐに止めたい場合は非常停止ボタンを押せば停まります。ただし、
紙詰まりのリスクが高まります。
Q. 吸引力が弱い
A. 基本的には風量の減少、風速の減少によるものです。
1、ダクト管内の紙詰まり・・・風速の減少
2、ダクト管の破れ・・・風量の減少
3、サイクロンの詰まり・・・風速の減少
4、サイクロン排気用集塵装置フィルターの目詰まり・・・風速の減少
過去の事例として、既存の本体を別の系統へ移設した事による風量不足です。
移設する計画の段階で、カッターブロアーの再設計が必要になりますのでご注意ください。
Q. 本体の点検、オーバーホールを依頼したいが他社製でも対応可能?
A. ベアリングやプランマーブロック等の既製品交換であれば対応は容易ですが、軸やインペラー等の加工品は
一度、弊社に持ち帰り本体を分解しないと寸法がわかりません。
寸法を確認した上で、図面化し製作に取り掛かります。
従いまして、新設に比べコストは下げれますが、納期が大幅に掛かります。