集塵装置 Dust collector
■ ASF (オートマチックセクショナルフィルター)
ダンボール工場をはじめ各種産業用集塵機として数多く採用されています。
[ 特 徴 ] | |
1. | コンパクトでありながらフィルター面積を大きくとれる構造で、省スペースを実現。特に大風量処理に有利。 |
2. | 紙粉はポリ袋に溜まるので、処理が容易に行えます。 |
3. | フィルタークリーニングロボットには床掃除ノズルもついており床に埃がたまりにくい。 |
4. | フィルター交換が容易に行えます。 |
5. | 消費電力が少ない。 |
ASF-4 型 | ASF-7 型 | |
外形寸法 | 1,240W x 3,900L x 2,941H | 2,110W x 4,500L x 2,941H |
処理風量 | MAX 800 m3/min | MAX 1,400 m3/min |
電気容量 | 200V 2.64kw | 200V 2.64kw |
重量 | 約 1.3 t | 約 3.0 t |
・ ASF-4型~9型まで製作しております。風量・粉塵量により選定します。
・ 外形寸法のL寸はダクト接続方法、排気方法により変更する場合があります。
・ 粉塵量が多い場合は処理風量が少なくなる場合があります。
■ DF (ディスクフィルター)
繊維屑、紙粉も含め工場外気取入やエアコンの外気取入としても活躍します。
[ 特 徴 ] | |
1. | ASFに比べ仕様全体をコンパクトにした集塵装置です。 |
2. | ディスク(円板)フィルターが回転し、フィルター表面の埃をノズルで吸引することにより、フィルターを自動再生します。 |
3. | 紙粉はポリ袋に溜まるので、ASFと同様処理が容易に行えます。 |
※機械側にファンがない場合は集塵ファンが必要です。 |
DF-1 型 | DF-2 型 | |
外形寸法 | 1,000W x 2,869L x 3,276H | 1,296W x 2,869L x 3,276H |
処理風量 | MAX 200 m3/min | MAX 400 m3/min |
電気容量 | 200V 2.4kw | 200V 4.1kw |
重量 | 700 kg | 800 kg |
■ TRF (ツインロータリーフィルター)
コンパクトでありながら大きな処理能力。
[ 特 徴 ] | |
1. | 従来のロータリーフィルターをツイン化し、上下2段に配置したことにより、省スペース化を実現しました。。 |
2. | シンプルな構造回転するフィルター上を、ノズルが往復運動して紙粉回収するだけのシンプルな構造で、故障が起こりにくい。 |
3. | 少ない消費電力 電気容量は2.32kwと小さく、またフィルターへの紙粉の付着を感知して運転するので、消費電力は非常に少ない。 |
4. | メンテナンスが容易 紙粉の溜まったポリ袋の交換と定期的な床掃除。 |
TRF 型 | ||
外形寸法 | 4,350W x 1,250L x 2,540H | |
処理風量 | MAX 800 m3/min | |
電気容量 | 200V 2.32kw | |
重量 | 1,250 kg |
・ 生産機械と連動させるため、一次側電源配線以外にインターロック配線を必ず施工してください。
・ 機械側にファンが無い場合やファンの圧力が低い場合は、別途ブースタファンが必要になります。
・ 仕様は予告なく変更する場合があります。
よくある質問・トラブル対処法
集塵装置設置後の異常についてはあくまで、応急処置ですので基本的には一度弊社へご連絡下さい。
圧力が以上に高い状態(2.0 kPa)で点検扉を開けると大人でも抑えられない力で扉が開いてしまう事があります。
ケガや重大な事故にも繋がりかねませんので運転中は決して内部に入らないでください。
Q. サーマル異常のランプが点滅している ~共通~
A. 電流の過負荷なので、モーターのベアリングなど機械的な異常が考えられます。
ASFであれば、サクションロボット。DFであればディスクが何らかの原因で物が引っ掛かりモーターの過負荷になります。
Q. 差圧異常のランプが点滅している ~共通~
A. 設置後、1年以上使用されているのであればフィルターの寿命が考えられますので交換が必要です。
フィルターが目詰まりを起こすと”デジタル差圧計”の数値が大きくなります。
0.20 kPaまで上昇すると、「差圧異常」のランプが点滅する設定になっております(変更可)。
排気ファン付集塵機の場合は、フィルター入口側の紙片除去金網の1次側で圧力を検出しています。したがって、金網に紙片が付着した時も差圧は上昇します。
Q. フィルター交換したが、差圧異常ランプが消えない ~共通~
A. サクションホースの破れ、またはサクションベルトの緩みが考えられます。目視で確認ができます。
他にもモーターの故障、走行車輪の摩耗(スリップ)等が考えられます。
Q. ロボット異常のランプが点滅している ~ ASF ~
A. ロボットが入端または出端まで移動する時間が長くかかった場合、「ロボット異常」ランプが点滅し、異常を知らせます。
まず150秒以内で移動完了しなかった場合、何か引っかかりがあるものと判断し、10秒間反対方向に戻ります。
次に再び元の進行方向へ移動し150秒以内に完了しない場合、警報を発します。
Q. トラバーサー異常のランプが点滅している ~ ASF ~
A. ASF運転スイッチを自動にした時、及び自動運転の待機中に、差圧上昇による運転指令がONになった時点でトラバーサーの位置がずれている場合、「トラバーサー異常」ランプが点滅し異常を知らせます。
また、トラバーサー動作中10秒以内にR端またはL端まで移動しない場合、「トラバーサー異常」ランプと「L」・「R」ランプも同時に点滅し異常を知らせます。
Q. インバータ異常のランプが点滅している ~ ASF(排気ファン付き)~
A. 排気ファンを運転しているインバーターに異常があります。
ファンベルトの摩耗等、インバーター本体に表示されるエラーナンバーにより対処方法が変わります。
インバーター取説を参考にし対応する必要があります。
Q. 新しく集塵装置を新設したけど、あまり動いていない気がする ~ 共通 ~
A. 集塵装置全体の働きとしては、制御盤に表示されているデジタル差圧計が、0.13kPa以上になって初めて動き始めます。
サクションロボットやクリーニングファン、ディスク駆動モーターは、フィルターがきれいなうちは動く必要が無いので、待機状態になります。
動作確認が必要な際、強制的に運転する場合は制御盤にあるセレクトスイッチを一度手動に切り替え再び自動にすれば強制的に1サイクル運転する事になっております。
Q. フィルター交換は誰でも簡単にできますか? ~ 共通 ~
A. 大半の人は、一度交換の経験をされれば可能です。
ご要望があれば、取り換え方法をご説明致します。
慣れている人であれば、ASF-4は2人で半日も掛かりません。DFに関しては、2人で1~2時間程で完了します。